地滑り対策、廃トンネル、地中に秘密が詰まる亀の瀬
奈良県から大阪府へと流れる大和川。その府県境付近を「亀の瀬」といい、亀の瀬付近の道は、奈良と大阪を結ぶ重要な街道として、多くの人が利用してきました。その一方で「畏(かしこ)の坂」として万葉集にも登場するほど、地すべりでおそれられてきました。
現在は、世界最大級の「地すべり対策工事」で対策されています。
昭和7年の大規模な地滑りの時に崩壊したと思われていた120年前もの鉄道トンネル(旧大阪鉄道亀瀬隧道)が残存していて、イベントなどで見学することができます。
亀の瀬は、大和川の川幅がもっとも狭く、流れも速くなっており渓谷としての景観を生み出しています。桜や紅葉の名所でもあります。