茶道に欠かせない伝統的工芸品、高山茶筌
茶筌(ちゃせん)とは、茶道において抹茶を点てるのに使用する茶道具のひとつで、湯を加えた抹茶を茶碗の中で均一にかきまぜるための道具です。
生駒市高山町で作られている「高山茶筌」は、室町時代から伝えられる技法を用いた500年の歴史を持つ伝統的工芸品で、全国で唯一の茶筌づくりの里です。海外での評価も非常に高くなっています。
茶筌の材料の淡竹を田んぼや広場で寒風にさらす作業は「寒干し」と呼ばれ、堅く光沢のある竹にするために欠かせない作業です。1.5mに揃えた淡竹を25~50本、円錐状に組んで置いたものは、傘が並んでいるように見え、高山地域の風物詩となっております。
ここで購入できます
高山茶筌は、高山竹林園内売店で実際に手にとって購入することができます。高山竹林公園には、茶筌などの竹製品についての展示・実演・イベントがあったり、竹の生態園では様々な種類の竹をみることができます。